広瀬について

私が最も大切にしているのは、「人との繋がり」です。誠意を持ってお客様に接し、心から相手のためになる情報をお伝えすることが、信頼関係につながる第一歩だと考えています。我が社のモットーは、「頼んだら、必ず有る」。地域に根差した企業ならではのネットワークを生かし、お客様からのオーダーにお応えできるよう努めています。その原動力となるのが、「お客様の笑顔」。創業当時は、トラックであぜ道を運転しながら青果物を届けていた時代で、小さな店主のおじいちゃんおばあちゃんたちからもらった「ありがとう」の言葉と笑顔が私の原点であり、今も心に息づいています。これからも私たちを待って下さるお客様のために、ずっと走り続けます。

ふだん美味しそうな野菜や果実にふれて、自分が食べてみたいと思った商品を選んでいたら、私自身が食べられる野菜の数が、ぐんと増えました。調理方法を研究して取引先に提案したり、もっと野菜や果実のことを知ろうと「野菜ソムリエ」の資格を取ったりと、日々、青果物と向き合っています。最近は、関西エリアを開拓し、県外の人との繋がる面白さを実感しています。自分が選んだものが、思ったような値段で売れていく瞬間は、やっぱり嬉しいですね。

私たちが封をしたものが消費者に届くという緊張感がありますが、商品の数もきちんと整い、目標数に達した時に皆で味わう喜びは、この仕事の面白さだなと思っています。私は小学生の子ども2人を子育て中なのですが、職場には子育ての先輩や同世代の仲間がたくさんいるので、普段から話しやすい雰囲気があるんです。1つ1つの疑問点はお互いに確認し合ったり、スピードをあげる方法を共有したりと、チームワークは抜群なんですよ。

新鮮な野菜や果実をできる限り新鮮な状態で消費者へお届けできるように、細心の注意を払っています。美味しい野菜をお届けして喜んでもらうことはもちろんですが、日々の相場を知ったり、今までに見たことのないような野菜を見たりと、「今に触れる仕事」の面白さもあると感じています。熊本や東日本の大震災の時には、トラックで救援物資を送るという支援に携わり、当たり前に物がある暮らしの有り難さと、物流という仕事の重要性を再認識しました。子どもたちは物流に携わる私のことを学校で自慢してくれているんですよ。

私は、営業の皆さんが、売上をよくしていこうと会議で話す雰囲気がとても好きです。事務職として経理の補助から書類作成など、縁の下の力持ちとしての仕事が中心です。元々、頑張る人のために動くことが好きで、いつも「自分にできることは何かないか」と考えています。私は野菜や果実に直接触れる部署ではありませんが、電話で県外の取引先とやりとりをしたり、生産者との会話で現場の生の声を聞いたりするのも楽しいですよ。